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山形新幹線高速化へ トンネル整備 工期は19年
山形新幹線の高速化を目的に山形県とJRが調査を進める「米沢トンネル」について、新たな試算が発表されました。事業費は2300億円、工期は着工から19年で、予算の増加と事業の長期化が見込まれます。
山岳区間を走る山形新幹線は、雪や雨などによる運休や遅れが多発していて、県とJRは、安全性の向上や高速化を目的に「米沢-庭坂」間へのトンネル整備を目指しています。
県は2月27日、JRと共同で行った地質調査に基づく新たな試算を発表。事業費はおよそ2300億円、工期は着工から19年ほどかかる見込みで、前回の試算に比べ事業費は800億円増加、工期は4年延びています。地質などに問題はなかったものの、物価高騰や働き方改革などが影響したということです。
新たな試算を受けて、今後は国とJR、県で具体的な事業スキームを検討するということです。