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1億8800万円だまし取る 懲役9年実刑判決

株の取引を持ちかけ、県内外の11人からあわせておよそ1億8800万円をだまし取った罪に問われている福岡県の男に対し、山形地裁は懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

福岡県大牟田市の大嶺正和被告(51)は、2017年10月ごろから4年以上にわたって県内外の男女11人に「LINE」などを使い、「株の運用に出資すれば利益が出る」などとうそを言い、あわせておよそ1億8800万円をだまし取った詐欺の罪に問われています。

これまでの裁判で大嶺被告は起訴内容を認めていて、検察側は懲役10年を求刑していました。

きょうの判決公判で山形地裁の佐々木公裁判長は「被害額は巨額で、被害者も多数に上り、結果は重大。

だまし取った金の大部分を生活費や大嶺被告が営む事業資金などに使っていて、酌むべき事情はない」と指摘。それに加え、「規模を拡大しながら常習的に行われた悪質なものである」などとして、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。