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インバウンド急増の蔵王 外国人スキー客 けがも急増
連休最終日の24日、
シーズンを迎えている蔵王温泉スキー場は、
インバウンド客を中心に多くの人でにぎわいました。
一方、不慣れな外国人スキー客のけがも急増していて、
関係者は対応に追われています。
蔵王温泉スキー場の上の台ゲレンデ。
寒波の影響で雪がしまり、絶好のコンディションが続いています。
【マレーシアから】
Qどこから来ましたか?
「マレーシア」
Qスキーは初めてですか?
「初めてです。とても美しくていいね」
インバウンド客を中心に賑わいを見せる蔵王で、
いま急増しているのが外国人客のけがです。
【県スキー連盟安全対策部長 鈴木恵太さん】
「雪に憧れてやってきた外国人に来ていただいて
初めてスノボとかスキーを履いてみてやってみたいということで
やるのはいいが、簡単に滑れるものだと思って、けがをしてしまうところがあると思う」
今シーズンの蔵王温泉スキー場のけが人は253人で、
そのうち外国人は99人と4割を占めています。
けがをした外国人客を月別で見ると、
12月が16人
1月が60人と
いずれも去年より増えていて、2月が最も多くなる見込みです。
こうした外国人による救助要請は、
ここ数年 急増している中国からの観光客が多いということです。
また、救助の際には
言葉の壁もたちはだかります。
【県スキー連盟安全対策部長 鈴木恵太さん】
「どこが痛いとかはジェスチャーで示してもらうのでわかるが、
医療機関に行くとか行かないとか細かいところが分からないので大変」
今年は積雪が多く、例年よりも長くシーズンを楽しめる見込みの蔵王。
鈴木さんは、インバウンド客に対して、
スクールに入り、練習してから楽しんでほしいとしているほか、
日本人客も周りをよく見るなどして、ゲレンデマナーを再確認してほしいと呼びかけます。
【県スキー連盟安全対策部長 鈴木恵太さん】
「今からは大学生が春休みになるので学生が多くなる。そうすると夕方遅くまで滑っていたり、
軽装で来たりする人は(外国人客と)同じようにいる。
けがをしないでスノースポーツを楽しんでもらえれば最高」