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県内3社が購入 CO2削減クレジット 県と売買契約

脱炭素社会の実現に向けた取り組みです。CO2の削減量を価値にして売買する制度「Jクレジット」の購入企業が決まり、売買契約の締結式が2月20日、行われました。

県庁で行われた「Jクレジット」の売買契約の締結式。「Jクレジット」は、県内の家庭が太陽光発電などの際のCO2削減量を、県に事務局を置く「やまがた太陽と森林の会」に報告し、国が環境価値として認証する制度です。

企業は購入したクレジットを企業活動でやむを得ず排出されるCO2の埋め合わせなどに活用でき、環境意識の高い企業としてPRが可能になります。

県は「Jクレジット」を売り、企業から得た収益で高校生に向けた環境に関するワークショップなどを開催しています。

この日は購入者のうち7社が出席。吉村知事から売買契約書が手渡されました。

アイジー工業の菅野良彦取締役常務執行役員は「省エネ活動と再エネルギーをさらに利用・拡大していくことを我々全員で知恵を出しながらこれからもやっていこうと思っております」と話していました。

県は「Jクレジット」事業を来年度以降も継続していく方針です。