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山形大学重粒子センターが月探査計画に参加

山形大学は、月面探査に関する国際プロジェクト「アルテミス計画」の関連研究に参加することを発表しました。

人類初の有人月面着陸を実現した「アポロ計画」からおよそ50年ぶりに、月面着陸を目指す「アルテミス計画」。アメリカ主導で進められている国際計画で、月での拠点作りと人類の持続的な活動、さらに月よりも遠い火星への探査を目標としています。

大学によりますと、医学部東日本重粒子センターの重粒子線治療装置のノウハウが宇宙飛行士の被ばく管理に活用できるということで、「JAXA」(宇宙航空研究開発機構)と宇宙放射線測定器を共同開発することになりました。

【医学部東日本重粒子センター岩井岳夫センター長】
僕らも日々患者さんに対して重粒子線治療を行っているが、そういったことが宇宙飛行士の体の中で起こっていることとどういうふうにつながるのか探っていくのも興味深い。

共同研究の試験は、今月中旬から開始するということです。