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治水対策に人工衛星画像を活用
戸沢村蔵岡地区などが被害を受けた去年7月の大雨を契機に、県は浸水被害の調査に衛星画像の活用を始めています。
これまで大雨による浸水被害の把握については、ドローンなどによる上空からの調査や、洪水の痕跡を調べる手法が取られてきました。
しかしこうした調査は詳細な状況が分かる反面、天候や時間帯の制約を受けるため、広範囲の把握が難しいとされてきました。
これを受け県は去年7月の大雨被害から人工衛星の画像を用いた状況調査を開始。
天候や時間帯に左右されず浸水の範囲や深さを広範囲に渡って推定できるのが大きな利点です。
きょうは得られたデータを元に庄内地域の治水対策の検討を行いました。
【県県土整備部河川課 流域治水推進室 高橋和明室長】「これまで狭い範囲でしか把握できなかったものが、今回(7月大雨)のような大規模で広範囲な出水・浸水被害の時にも状況把握が可能になる」
県ではこうした分析データを河川整備計画に活用する予定です。
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