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酒田・新庄で出没相次ぐ 冬場のクマ 車庫に居座る
冬場のクマの出没が相次いでいます。
酒田市では、住宅の車庫にクマ1頭が入り込み、警察などがワナをしかけ警戒にあたっています。
【石川時也記者】「現在、あちらの集落にある住宅の車庫にクマが入り込んだ可能性があるということで、警察や猟友会が警戒にあたっています」
警察によりますと、午前7時半ごろ酒田市庭田の田んぼの中で、体長およそ1メートルのクマ1頭が目撃されました。
クマはその後、酒田市安田地内に移動したとみられ、住宅の車庫の中に入ったことが確認されました。
警察と猟友会は、クマが外に出ないよう出入口をふさいだ上で車庫の中にワナを設置し、現在も警戒にあたっています。
また、2月1日には新庄市の中心部でクマが目撃されました。
警察などが夜通し警戒にあたり、2月2日、体長1.3メートルほどの成獣を捕獲。
人や物への被害はありませんでした。
【山科朝則新庄市長】「麻酔銃によってクマを捕獲することができた。(クマは)市内の中心部で動き回っていて、今後は関係機関と相談しながらクマの被害がない地域づくりに努めていく。」
県によりますと、去年12月のクマの目撃件数は28件、1月は7件にのぼり、これは記録が残る2003年以降、月ごとの目撃件数ではそれぞれ最も多いということです。
クマの生態に詳しい森林総合研究所東北支所の大西尚樹さんは「去年はクマのエサが多くあり、遅くまで冬眠せずに食べていた。また、いったんは冬眠したとしても去年食べ残したエサを食べに来たのではないか」と推測しています。
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