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宿場町を雪で再現「雪旅籠」制作急ピッチ

400年以上前の西川町志津地区の街並みを雪で再現したイベント「雪旅籠の灯り」の開幕に向け、会場では急ピッチで準備が進められています。

【望月雅人アナウンサー】「きのうからの大雪で一度形作った旅籠が雪に覆われてしまいました。そのため、また雪から掘り出す作業からスタートです。開幕はあす、間に合うんでしょうか。」

ことしで20回目を迎える「雪旅籠の灯り」。

毎年、多くの観光客で賑わう冬の風物詩です。

開催前日のきょうは、ボランティアや旅行会社の研修などで集まったおよそ30人が、横殴りの雪の中、雪旅籠作りを進めていました。

【インタビュー】「ここまでの雪は見たことが無いので本当に新鮮な気持ちでやっているし、(西川町の人は)こんな怖い思いをしながら雪かきをしているんだと思った。」

壁面にはことしの干支にちなんでヘビなどをデザイン。

チェーンソーやスコップで丁寧にかたどっていきます。

【インタビュー】「とんでもないものを作っているなと、バズってほしい(賑わってほしい)。」

連日の大雪の影響で志津地区の積雪は、今シーズン最高の4メートル12センチを記録。

去年は雪不足のため雪旅籠の高さは3メートル程度でしたが、ことしは5メートルに達します。

【月山朝日観光協会 阿部さくらさん】「去年は本当に雪が少なくて、イベント自体も切ないものになってしまった。雪は宝だなとあらためて実感した。(イベントを通して)少しでも雪の魅力と志津の魅力が伝われば良い。」

雪旅籠の灯りは、あす2月1日から2月24日まで開催されます。