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土砂災害の恐れ 新たに7161カ所

県は土砂災害警戒区域とは別に「土砂災害が発生するおそれのある箇所」を新たに発表しました。

「県はきょう土砂災害が発生するおそれのある箇所を、新たにおよそ7000カ所公表しました。ここ一帯もその内の一カ所となっていました。日頃から防災への意識が必要となります。」

県の発表に含まれていた所で暮らす人に話を聞きました。

【インタビュー】「この青の範囲が、今回。山も近いからね。雨降ったり何日も何日も降り続いたりすると崩れる可能性もなきにしもあらずですもんね。」「この辺もなったの。ほう。避難訓練とかやったことないんでね、この辺で。」

県は去年11月末時点で、およそ5200カ所を土砂災害警戒区域に指定しています。

県によりますと、去年7月の記録的大雨で発生した土砂災害48カ所のうち、最上町や鮭川村のあわせて4カ所が区域以外でした。

全国的にみても区域外で災害が頻発しているため、県は2021年度以降、上空からレーザーをあてるなどの高精度の測量を行い、土石流や急傾斜地が崩壊する可能性のある場所を抽出。

きょう午前10時にインターネットで初めて公表しました。

【県土木整備部砂防企画主査 上原康之さん】「細かいところは考慮されていないので、これから基礎調査を進めていくと、形が変わったり、もしくは箇所がなくなったりするところもあるかもしれません。」

県は今回の公表により、避難行動を見つめ直すきっかけにしてほしいと考えています。

【県土木整備部砂防企画主査 上原康之さん】「自分の住まわれている箇所が土砂災害が発生するおそれのある箇所か確認していただいて、該当しましたら日頃から土砂災害に対する備えをしていただきたい。」

今後、避難所や病院などが含まれるところを優先して基礎調査を行い、必要に応じて土砂災害警戒区域の指定を進める方針です。