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江戸時代将軍家に献上 山めん寒ざらしそば水揚げ
「山めん寒ざらしそば」を作るために沢の水に浸していたソバの実を引き上げる作業が行われました。
【斉藤アナウンサー】「午前9時の山形市の気温はマイナス2.5度。小雪もちらつく寒さの中ですが、冷たい水に浸されておいしくなったソバの実が引き上げられていきます。」
江戸時代、将軍家に献上されていたそばを再現した「山めん寒ざらしそば」。
山形麺類食堂協同組合のメンバーが「当時のやり方」で仕込み作業を行います。
1週間ほど前に冷たい沢に浸されたおよそ3トンのソバの実。
水に浸してアクを抜く狙いがありますが、水分を含んだソバの実は重さが1.5倍に。
引き上げるメンバーたちも一苦労です。
【山形麺類食堂協同組合メンバー】「腕がパンパンです。今年初めて来たのでこんなに大変だとは思わなかった。やばいっす。昔の人ってすごいな。」
【斉藤アナウンサー】「水揚げされたソバの実は、西蔵王高原へと運ばれてきた今もまさに冷たい風が吹いているが、この寒風にさらされることでよりおいしいそばになる寒ざらしそばの最終仕上げです」
1か月ほど寒風にさらして乾燥させえぐみや雑味がなく甘みの強い味わいになるといいます。
【山形麺類食堂協同組合 寺崎利彦 理事長】「山形のそば店のロマン。お客さんにはお殿様になった気持ちでおいしいそばを食べてもらいたい」
「山めん寒ざらしそば」は4月上旬から山形市内を中心におよそ20のそば店などで提供される予定です。
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