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「生産者」と「食品会社」マッチング交流会

気候変動など、農家の厳しい状況が続く中、「生産者」と「食品会社」をマッチングさせる交流会が山形市で開かれました。

生産者団体や食品業者で構成する「やまがた食産業クラスター協議会」が毎年開いているこの交流会。

きょうは県内15の食品会社と、生産者26人が参加しました。

「去年は高温障害の影響もあってかなり収量が減ったが今年はそういう影響がなければ平年並みには採れると思う。」

商談では、生産者が食品会社のブースを回り、企業が求める農作物やその単価など、細かい条件面を確認していきました。

【渡辺近七商店 渡辺勉代表取締役】「サクランボは100種類の品種があるらしい。今(漬物に)使用しているのは2種類しかない。まだまだあと98種類あるので、漬物にどのような品種があるのか調べている。」

「ぼくらがつくりたいものではなくて食品会社の欲しいものをつくらないと」

気候変動や人手不足など厳しい状況にある生産側は、販路拡大につなげたい考えです。

【植松フルーツ 植松和也代表】「農家が減っているということは生産量も減っている。食品メーカーからすれば欲しい量が確保できない問題があるので気候に負けないメーカーが望む量・質を提供できればと思う。」

【やまがた食産業クラスター協議会 佐藤紀子事務局長】「お互いの状況を知るということも交流会の目的の一つになっている、お互いに情報交換をして、良い取引につながればと思う。」