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山形県立博物館の移転整備、館長らと意見交換

 老朽化などに伴い移転整備が検討されている山形県立博物館について、県は県内の博物館の館長らと意見交換しました。

 ことし4月で開館から54年を迎える県立博物館。しかし施設の老朽化が進んでいるほか収蔵スペースが狭く、保有しているおよそ30万点の資料を全て収められないことが課題となっています。こうした現状から現在移転整備が検討されていて、きょうは県の担当者と県内各地の博物館の館長らが新しい県立博物館に求める役割について意見を交わしました。
 出席者からは国宝や重要文化財などの公開手続きが簡単になる「公開承認施設」の認定を受け、展示活動を活性化すべきといった意見が多く出されました。

【出席者】
「魅力ある展覧会を企画すれば県民のみならず、他県からも展覧会に来たいという動機付けが必ず生まれますし人も動く。それが観光資源につながるということも考えられる。」

 県ではこうした意見を専門家などが出席する「新博物館基本構想検討委員会」に報告する方針です。