YTS NEWS

News

上山市の高校 県知事選投票率アップへの取り組み

期日前の投票率が伸び悩む今回の県知事選挙。
特に、若い世代の政治への関心の低さが課題となっています。
そこで、上山市の高校では生徒自らが企画した投票を呼び掛けるある取り組みがはじまりました。

2016年6月、選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられました。

選挙権年齢が引き下げられてからの県知事選挙は2017年、2021年、そして、今回で3回目となります。

ここ、上山明新館高校では生徒会が中心となり、18歳以上の生徒へ向け、県知事選挙の投票を呼びかける校内放送をはじめました。

「選挙に行く意義は、自分たちが地域をこうしていきたい!という希望を実現するためだと考えます。今の山形に不満がある人は少なくないでしょう。私もそのひとりです。そんな不満を解消し、住みやすい山形を作っていくために、選挙に行って、投票しましょう。選挙権が無い18歳未満の人は今回の県知事選挙が政治や選挙について考えるきっかけになればいいと思います。」

生徒会長の放送を聞いた選挙権を持つ3年生の反応は。

【インタビュー】「一人ひとりの意見で山形が良くなるかならないかが変わってくるので、みんな(選挙権を)大事にして、投票してほしい。」「山形県の未来を決めるためには、一人ひとりが政治に興味を持つことが非常に重要だと思うので、こうやって放送してくれるおかげで、改めて知事選などの選挙のありがたさとか、大切さが身に染みて感じられた。」

【生徒会長・鑓水双葉さん】「選挙について考えたことが無かった。(校内放送を担当して)改めて考えるきっかけになり、ちゃんと自分の言葉で文章にして伝えたいことも言えたと思う。」

上山明新館高校では今週金曜まで毎日、生徒会メンバーが県知事選挙の投票を呼び掛ける校内放送を行っていくということです。