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インフルエンザ流行で薬が足りない 対応に苦慮

こうした状況で心配されるのが治療薬の不足です。

製薬会社が全国的に出荷調整を行う中、県内の薬局も対応に苦慮しています。

山形市の「みつばち薬局」です。

こちらでは、例年の実績などを踏まえてインフルエンザの流行前にある程度の在庫を確保していましたが、流行後、治療薬の不足があらわになりました。

新たに発注する分については、多くが入荷しにくい状況にあると言います。

【みつばち薬局 千葉栄治社長】「タミフルが入りづらい状況になっていて、他の薬、ゾフルーザとイナビルという薬、4種類あるうち3種類が入りづらい状況」

出荷調整について一部のメーカーからは文書で伝えられました。

「メーカーからは生産量は増えているが需要が増えているのでそこに(供給が)追い付かない状況で、入りづらいと聞いている」

千葉さんによると現在、ゾフルーザはまったく入荷できない状況。

ほかの薬も希望する量の3割から5割程度だということです。

一方、気になる今後の見通しについては。

「インフルエンザの流行が収まらない限りはこの状況が続くと聞いている」

治療の選択肢を狭めてしまう可能性もある薬の不足。

千葉さんは、何より感染対策が大切だと考えています。

「うがい・手洗い、マスクなどを心がけて生活してほしい。安心して医療機関を受診できるように、皆さんに薬が行き届くように心がけて対応していきたい」