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海外需要も高まる 春届ける啓翁桜の出発式

山形県が全国一の出荷量を誇り冬に花を咲かせる「啓翁桜」。

一足早く春を届けようと県内有数の産地、西川町では出荷が始まりました。

【井上維文記者】「立派なつぼみをつけた啓翁桜。これから少しずつピンク色に色を変えていきます。これからどんな花を咲かせてくれるか楽しみです。」

啓翁桜は花芽がついた枝を切り温室で栽培することで、冬でも花を咲かせるサクラで山形県が全国一の出荷量を誇ります。

西川町で開かれた出発式には、町やJAの職員らが出席し安全な出荷などを祈願しました。

「JAさがえ西村山」によりますと、今シーズンはおよそ49万本の出荷を見込んでいます。

また近年は首都圏はもちろん海外でも需要が高まり、こちらは2万本以上の輸出を予定しています。

【JAさがえ西村山 安孫子常哉組合長】「暑い中(生産者には)管理・栽培非常に丁寧に行っていただいたと思っているし、丹精込めてつくられたと思っている。啓翁桜を眺めていただきながら新しい年を迎えていただければ」

啓翁桜を積んだトラックは、東京・大田市場へと向かい、あす(12月20日)初競りが行われます。