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技能五輪で4連覇 天童木工が初の快挙

若手の技術職人が限られた時間の中でスキルを競う国内最高峰の全国大会「技能五輪」。

天童市の家具メーカーで働く男性がこの大会で史上初の4連覇を達成しました。

天童市に本社を置く家具メーカ「天童木工」。

ここから3人の若き家具職人が11月行われた技能五輪全国大会の家具部門に出場しました。

石橋葵さん(23)、大滝陽平さん(23)、庄司将史さん(22)です。

3人とも入社5年目の同期で各都道府県の選考を通過した25人の中から、石橋さんが金賞、大滝さんが銅賞、庄司さんが敢闘賞に輝きました。

出場者全員が入賞するのは天童木工初の快挙です。

【インタビュー】「うれしいですやっぱり。同期3人でメダルが取れたことは。」「同期だから話しやすいとか相談しやすいとかがあって」

同期トリオの中でも石橋さんは迅速かつ丁寧な仕上げを武器に、大会史上初の4年連続金賞に輝いた凄腕の家具職人です。

沖縄県出身で、高校2年生の時に初めて技能五輪に出場。

その際目の当たりにした天童木工の技術力に感銘を受け、入社を志望しました。

【インタビュー】「最初は引き出しだけでも二時間半ぐらいかかっていたが、今年計ったときは40分で終わったので成長を感じた。色々実験しながら、どうやったらうまくなれるのかどこがダメなのか自分で探したのでダメなところも把握できるようになり、結果につながった。」

現在、職場ではイスやテーブルなどの特注家具を作っている石橋さん。

年齢制限のため技能五輪に出場できるのは今年で最後ですが、今後も一流家具職人の道へと突き進みます。

【インタビュー】「自分は元々才能とかはなくて(高2から入社1年目までは)賞も取れなかったが誰よりも努力したといえる。今後は(後輩など)他の人に頼ってもらえるような職人になって自分が今できないことを何でもできるような職人をこれからも目指したい。」