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山形空港でハイジャック事件を想定した訓練
山形空港で飛行機のハイジャックを想定した訓練が行われ、関係機関の職員らが有事に備え対応手順などを確認しました。
「ハイジャックの情報です。給油のため11時30分ごろ山形空港に着陸予定です」
山形空港で行われた訓練には、空港の職員や警察などおよそ100人が参加しました。
【井上維文記者】「いま山形空港にハイジャックされた飛行機に見立てたマイクロバスが到着しました。これから犯人の確保に向けた訓練が始まります。」
訓練は、名古屋から札幌に向かう飛行機が、離陸後にハイジャックされ、給油のために山形空港に臨時で着陸したという想定です。
空港に設置された対策本部では、乗客名簿をもとに犯人を特定。
現金と外国行きを要求する犯人の男に対し警察は乗員・乗客を解放するよう交渉します。
【井上維文記者】「警察車両や救急車が到着しました。乗員・乗客が解放されます」
救急隊がハイジャックされたショックで体調を崩した人を搬送するなど乗客たちを避難させると、今度は機動隊が到着し犯人の確保を目指します。
【井上維文記者】「武装した機動隊が犯人に出て来いと言葉をかけています。そして今犯人の男がでてきました」
その後機動隊が男に抵抗する意思がないことを確認し、取り押さえ、訓練が終了しました。
【山形空港事務所 藤岡俊裕所長】「乗員・乗客の安全確保が一番大事になるので、その視点を忘れないで行動することに尽きる。我々事務所だけでなくて関係者みんなと一緒になって対応・対策に取り組まないといけないと思うので毎年こうした訓練は繰り返しやっていくのが大事」