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弾道ミサイルを想定した避難訓練

山形市で国や県、そして市による弾道ミサイルの発射を想定した避難訓練が行われました。

訓練は、山形市立第一中学校の生徒や周辺の東沢地区の住民などおよそ430人が参加しました。

想定は生徒たちが授業に励む平日の昼過ぎ、他国から日本に向けて弾道ミサイルが発射されたというもの。

午後1時半、ミサイル発射の速報が届くと校内放送が流れます。

「教室のカーテンを閉め出来るだけ窓から離れ身を守る姿勢を取りなさい。」

グラウンドにいた生徒たちはすぐさま頑丈な校舎の陰へ。

校舎の外にいた生徒や住民はミサイルによる「爆風」から逃れるため地下道へと足早に向かいます。

県内での弾道ミサイルに対する避難訓練は4回目ですが、こうした「地下施設」への避難は初めてです。

【東沢地区振興会 阿部忠夫会長】「(外にいたら)身の危険が多い。コンクリートの中とか地下とか安全な場所に避難しないといけない」

そしてミサイルの迎撃に成功したという一報が入り訓練は終了。

ミサイル発射からわずか7分、的確な判断と迅速な行動が求められます。

【山形市立第一中学校3年 駒谷敢介さん】「もし(この状況が)起こった時は、最適解の避難方法で危険な目に合わないようにしていきたい」

国では地下施設に逃げられない場合でも、身をかがめる、物陰に避難するといった命を守る行動を取るよう呼びかけています。