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初冬の風物詩 干し柿づくり
上山市で、特産の干し柿づくりが最盛期を迎えています。
上山市相生地区にある須田青果園では、11月初めから干し柿づくりがスタート。
今は上山市特産の「紅柿」の干し柿づくりが盛んに行われています。
機械で皮をむいた紅柿を一つ一つ紐にくくり付けていく様はまさに職人技。
最盛期となる現在は、1日に1万個以上の皮むきを行うといいます。
そして連なるように紐にくくられた紅柿を、およそ2週間天日干しにしていきます。
【斉藤アナウンサー】「びっしりと並べられたオレンジ色ののれん、この景色は圧巻。時折、日が差すと独特な輝きを放ちます。」
高い糖度と強い渋みが特徴の「紅柿」。
朝晩の冷え込みが強まるこの時期に寒風にさらすことで渋みが抜け、甘みの濃い干し柿になるそうです。
今シーズンの紅柿は、去年大きな被害をもたらした凍霜害もなく、夏の雨や日差しも適度にあったため、予想収穫量は例年の1.5倍ほどになりそうだということです。
【須田青果園 須田善昭代表】「昨年は収量が少なくて少量しか届けられなかったお客さんもいたが、今年はたくさん実っている。他の地域では味わうことが出来ない紅柿の味を全国の皆さんに味わってもらいたい」
須田青果園では、「紅干し柿」およそ45万個の生産を見込んでいて、12月上旬から全国に向け出荷されます。