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古木のイロハモミジ 鮮やかに

きょうは二十四節気の一つ「立冬」。

暦の上では冬となりましたが、山形市の寺ではモミジの古木がようやく赤く染まり始めています。

「岩波観音」で知られる山形市の石行寺。

境内の中心に佇むのが樹齢370年のイロハモミジです。

【菅原智郁アナウンサー】「このどっしりとした立ち姿からは風格を感じます。緑から赤へのグラデーションもとても美しいですが、すべて赤く染まる日が待ち遠しいですね」

燃えるような赤が特徴のイロハモミジ。

寺によりますと、今年は例年より1週間ほど色づきが遅かったものの、ここ数日の冷え込みで6割から7割まで一気に紅葉が進んだということです。

立冬のきょう各地で冷え込みが強まり、山形市の最高気温は9.9度と11月下旬並みに。

そんな中、シーズン終盤を迎えた紅葉を目に焼き付けようと寺を訪れる人の姿がありました。

【インタビュー】「最高。緑と赤とバランスがすごくいい。いつも来るんだけど。」「毎年見に来る理由は」「吸い寄せられる」

【石行寺 佐藤志亮 住職】「モミジを見て心穏やかな時間を少しでも感じてもらえれば。また山の中なので風の音や水の音を感じてもらえれば寺の中にあるモミジにも意味があるのかなと思う」

石行寺のイロハモミジは、あと2週間ほど楽しめる見込みです。