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鳥海南バイオマス発電所 運用開始

東北電力などが出資をして、遊佐町に建設していたバイオマス発電所が完成し、商業運転を開始しました。

「鳥海南バイオマス発電所」は、東京の企業が設立した「鳥海南バイオマスパワー」を事業会社とし、東北電力など3社の出資により、遊佐町に建設を進めてきました。

今日の会見で「鳥海南バイオマスパワー」の斎藤充正社長は、今年6月からの試運転を経て、11月2日に商業運転を開始したことを発表しました。

バイオマス発電は、木片やおがくずを筒状にした「木質ペレット」を主な燃料とする再生可能エネルギーの一つで、この発電所では年間およそ14万トンの二酸化炭素の削減が期待できるということです。

東北電力にとっては初めての木質燃料・単独の発電所となります。

【鳥海南バイオマスパワー 斎藤充正 社長】「発電所の安定的な運転を通じて電力の安定供給に努めるとともに、2050年カーボンニュートラルの実現に寄与できるよう、事業を進めていく」

年間の発電量はおよそ3.3億キロワットアワーで、一般家庭およそ11万世帯分の電力をまかなえるということです。