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日露戦争勃発120年 戦時下を振り返る企画展

日露戦争勃発から120年の節目の年に合わせて、上山市では戦時下を振り返る企画展が開かれています。

この催しは、県内でも多くの犠牲者がでた日露戦争について知ってもらおうと初めて企画されました。

上山城の展示室には、戦死した兵士の装備品など上山市出身の人々にまつわる当時の品がおよそ70点が公開されています。

こちらは、上山市出身の陸軍中尉松本文作さんの軍服。

展示品の多くは市内の遺族から寄贈されたものだということです。

このほか、戦場で綴られた兵士の日記や、戦時下の子どもたちにとって娯楽となった「すごろく」なども展示されていて、戦争に翻弄された人々の当時の暮らしを知ることが出来ます。

【学芸員・長南伸治さん】「まず日露戦争がどんなものなのかを知ってもらえるきっかけになれば、私としては十分。もう一歩進んで戦争とはどういうものか考えてもらいたい。平和ってなんだろうと考えるきっかけにしてもらえれば」

この企画展は、上山城の特別展示室で11月4日まで開かれています。