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性的マイノリティに理解を
先週末、LGBTなど性的マイノリティへの理解を広める活動が酒田市で行われました。
企画の中心となっているのは、一人でも多くの人に広まってほしいと活動を続ける地元の高校生たちです。
先月27日、「多様な性・家族の願い」と題した講演会が酒田市で開かれました。
講師を務める浦狩知子さんは、心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」の子どもを持つ母親。
10年前、当時15歳の子どもから「高校は男子として入学したい」と泣きながら打ち明けられた自身の経験を紹介しました。
【浦狩知子さん】「カミングアウトは命がけ。助けてのメッセージ。人として寒いところから出てきたんだなぐらいは想像してほしい。暖かい毛布をかける。そういう気持ちになってほしい」
参加者の中には、当事者のほかにもLGBTなど性的マイノリティへの理解を広める活動を行っている酒田光陵高校の生徒たちの姿がありました。
【酒田光陵高校 松澤英愛さん】「話を聞いてより一層みんなが生きやすい社会をつくっていきたいと強く思った」
【松澤英愛さん】「みんな違ってみんないい。そんな酒田にするため、ハッピープライドの掛け声で盛り上がっていきましょう」
講演会の翌日に行われたのは、性的マイノリティの当事者や支援者たちが理解を求めて街を歩くレインボーパレードです。
庄内地方では酒田光陵高校の生徒が中心となって去年、初めて開催。
継続することの重要性を感じた後輩たちが、有志のチーム「PUTI PUTI」を立ち上げ、活動を引き継ぎました。
「社会を変えていきましょう。ハッピープライド。」
この日は、県内外からおよそ80人が参加。
多様性の象徴とされる「レインボーフラッグ」をかかげながら、市の中心部をおよそ1時間かけて歩きました。
【インタビュー】「一回だけでしばらくお休みになってしまうところもあるので、しかも高校生が主体になっているというのは日本でかなり珍しいと思う」「私たちが出来なかったことをこれから託すというか希望が見えますね。これからの社会に」
多くの人に理解してもらおうと、高校生たちはこれからも活動を続けていきます。
【松澤英愛さん】「みんなで笑顔あふれるマーチに出来たと思うので意味があったと思う。マーチだけで終わらず、みんな違ってみんないいという言葉の通り、自分らしく楽しく生きていけるような酒田市にしていきたい」
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