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90歳女性殺害事件 現場周辺では検問続く

 9月22日、山形県三川町の住宅で90歳の女性が死亡しているのが見つかった殺人事件で1階玄関脇の窓ガラスが割れていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察が事件との関連を調べています。

 9月22日、三川町横山の2階建ての住宅でこの家に1人で住む阿部祥子さん(90)が意識と呼吸がない状態で1階の寝室で倒れているのを家を訪ねてきた長男が発見しました。
 その後、阿部さんは死亡が確認され、警察は頭や胸などに多数の傷があることから殺人事件として捜査を進めています。

 こちらは関係者への取材に基づいた阿部さんの住宅1階の間取り図です。
 阿部さんは寝室に敷かれた布団の上に服を着た状態で倒れていました。

 また捜査関係者によりますと玄関脇の窓ガラスが割れていたことが分かりました。
 警察は何者かが窓ガラスを割って侵入した可能性も含めて事件と関連があるかどうか調べています。
  さらに関係者によりますと割れていた窓ガラス付近には阿部さんや家族など普段立ち入る人以外の足跡が見つかり、家の中の畳の一部には血がついているところもあったということです。
 警察によるこれまでの調べでは阿部さんには明らかな刺し傷や多量な出血はないこともわかっています。

 警察は22日に通報を受け、その後の25日に行った司法解剖の結果死因が多発外傷であることを踏まえて捜査本部を設置していて、阿部さんが何者かに殴られるなどした可能性もあるとみて調べを進めています。

 現場周辺ではきょうも警察が検問を行い、ドライブレコーダーの映像提供を求めるなどして犯人の行方を追っています。