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大雨対策補正予算案提出 酒田市

酒田市は、今回の大雨で被災した家屋の解体費用およそ1億5000万円を盛り込んだ補正予算案を議会に提出しました。

きょう開会した酒田市議会の9月定例会で、市はおよそ9億9000万円の一般会計補正予算案を提出しました。

この中で、7月の大雨で被災した家屋の解体にかかる費用の補助事業におよそ1億5000万円を盛り込んでいます。

酒田市ではこれまでに、12軒が全壊、228軒が半壊の判定を受けています。

「全壊」の家屋については国の補助制度も活用し全額公費で解体。

また、市独自の事業として「半壊」については解体費用を1世帯あたり100万円補助します。

9月定例会で補正予算案が可決されれば、来月中旬から申請を受け付け、順次解体を進める予定です。

【矢口明子市長】「2カ月間何度も現地に行ってその都度状況は変わっている。最近ではやはり公費解体をお願いできないだろうかという声を直接聞くことがあった」

定例会見で矢口明子市長は、多くの人が新たな生活を始めている一方で、いまだに土砂が残る住宅もあるとして、引き続き生活支援と復興の両方を進めていくと述べました。

【矢口明子市長】「安心した生活が出来るようになるまでには、まだ少し時間がかかると思うので、市民と一緒にどうやって支援していくことが出来るのか考え続けてやるべきことをやっていきたい」