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最上町・瀬見温泉 復旧の歩み着実に
7月の記録的な大雨からきょうで2カ月。
被災地では復旧に向けた歩みを着実に進めています。
当時、大きな被害を受けた最上町・瀬見温泉の旅館の様子を取材しました。
最上町・瀬見温泉の老舗旅館「観松館」では、7月の大雨で裏山で大規模な土砂崩れが発生し、大浴場や駐車場に大量の土砂が流れ込みました。
あれから2カ月。
従業員の手作業による復旧活動は終え、現在は業者に工事を依頼している状態です。
土砂が流れ込んだことで窓ガラスが割れ、床の張替えが必要となった脱衣所の改装作業もまもなく始まる見通しで、営業再開の日程も見えてきました。
【高橋裕社長】「今のところは特に作業に遅れはなく11月11日のオープンに向けて準備しているところ。」
大きな課題となった3億円にものぼる被害。
これに対しては寄付を申し出る声もあり、旅館は近日中にクラウドファンディングを実施する方針です。
【高橋裕社長】「受け皿が整ってない中で(寄付金を)もらうのが難しかったので、クラウドファンディングという形で皆様にご協力いただければなと思って準備している」
休館を余儀なくされてからの2カ月間、従業員総出で復旧作業を続ける中で、高橋社長は改めて感じる思いがありました。
【高橋裕社長】「お客さんにきてもらって、喜んでもらって、旅館が営業できるっていうことは大切なことなんだと改めて感じた。お客様には前より良くなったと思われるように頑張っていきたい。」