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酒田連続放火事件、元消防団員の男が起訴内容認める

酒田市の連続放火事件で、空き家などに火をつけた罪に問われている元消防団員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

元酒田市消防団第1分団の副分団長、田賀一稀被告(28)は、今年5月、酒田市内の空き家や会社事務所など合わせて3軒に火をつけた罪に問われています。

山形地裁・鶴岡支部で開かれた初公判で、田賀被告は「全て間違いありません」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は「田賀被告は、勤務先の自動車整備会社で、試用期間が終了した今年2月以降ミスを繰り返し、上司や同僚から叱責されたことや、副分団長としての業務にストレスを感じていた」「こうしたストレス解消のためや消防団員として活動することで、同僚や家族から評価されたいという考えから犯行に及んだ」と指摘しました。

酒田市では4月下旬以降、他にも不審火が相次いでいて、検察は今月中に1件を追起訴する方針です。

次回の公判は、10月30日に開かれます。