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国交省 酒田市で内水氾濫の経緯説明
今回の大雨で、酒田市の竹田地区では、排水施設が浸水したことで機能が停止し、内水氾濫が発生しました。
これを受け、きのう(9月10日)、国交省の担当者が原因や経緯について住民に説明しました。
酒田市の「竹田排水機場」は、最上川の水位が上がった際に支流への逆流を防ぐために水門を閉じ、ポンプで雨水を排出します。
1秒間に5.6トンの水を流す能力がありますが、今回は想定を上回る大雨で排水が追いつかず、施設に浸水し、機能を停止。
その結果内水氾濫が発生し、多くの住宅などが水に浸かりました。
これを受け、施設を管理する国土交通省はきのう地区の住民を対象にした説明会を開催しました。
まずは施設が機能停止に至った経緯を説明。
そして2026年度内を目標に設備を復旧し、今回と同じ程度の大雨にも対応できるよう浸水対策を強化する計画を示しました。
住民からは大雨の際、ポンプが機能していたのかについて疑問の声が相次ぎました。
【住民】「ちゃんと所定の能力が出ていたという根拠がほしい」「何かの故障で稼働できなくて、実際は排出していなかった(のではないか)そういう疑問を持っている」
国交省は、ポンプは正常に稼働していたと説明しましたが、その記録やデータはこの場では示せないとしました。
また、住民側は、ポンプの機能強化が必要だとして復旧計画の見直しを要求。
説明会は3時間近くに及びましたが、住民側が十分な回答を得られなかったとしたため後日改めて開かれることになりました。
【インタビュー】「国交省の言うように(排水ポンプが)本当に正規の能力が出ていたのか出ていないのか、そこがきょう一番聞きたかったのに全然具体的なデータが出てこなかったそこが問題」
【竹田自治会 荘司東一会長】「集中豪雨がまた一段と増えると思うのでそれに対応するような機能のアップを求めていきたい」
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