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7月の大雨対応で県が697億円の補正予算案を内示

県は7月の記録的な大雨に対応するため、総額697億円にのぼる補正予算案を内示しました。

【吉村知事】「これは記録が残る昭和44年度以降、補正としては過去最大となります」

内示された補正予算案の総額は「697億2000万円」で、このうち大雨関連の予算は645億3000万円にのぼります。

それでは、主な項目です。

被害を受けた道路や河川、農地の復旧などに615億円があてられます。

被災者支援では、全壊などの被害を受けた住宅について、国の支援制度の対象に含まれない地域も同様の支援が受けられるよう県と市町村が支援します。

さらに、罹災証明を受けた半壊以上の住宅に対しては、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビの購入費を、上限はあるものの全額補助します。

警察官2人の殉職を受けた対応としては、災害対応にあたる全ての警察官が装着できるようライフジャケット、水難救助用のヘルメットを整備。

観光面では、風評被害などを受けた庄内、最上の宿泊施設を対象に割引クーポンを発行します。

このほか、暑さの影響を受けたサクランボについても予算が計上されています。

高温対策に必要な資材の購入に対しては、費用の2分の1を補助。

収穫期の分散に向け、佐藤錦からの品種転換を進めるために、苗木の購入1本あたり2000円を補助します。

これらの予算案は、9月18日に開会する県議会9月定例会に提出されます。