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石川佳純さんが山形市で卓球教室

山形市で子どもたちを対象にした卓球教室がおととい開かれました。
指導者は誰もが知るオリンピックのメダリストです。

拍手に迎えられたのは、ロンドンオリンピックから三大会連続でメダルを獲得し、去年、現役を引退した石川佳純さんです。

現在、子どもたちを対象とした卓球教室を全国で実施していて、山形の教室には県内の小学生60人が参加しました。

ミニゲームで準備運動を終えるとさっそく卓球台へ。

【石川佳純さん】「フォアハンドですね。試合前、練習前毎日やると思うんですけど、この時に気を付けてほしいのはまず、リズムを一定にすることで(ショットが)安定するんですね。自分の当たる打点とか、ボールが台についてから自分が打つまでの時間のリズムを合わせることで安定して打つことが出来ます。」

日本の卓球界を牽引してきた石川さんのハイレベルなラリーに熱い視線を送る子どもたち。

中には、隣で一生懸命に素振りをする子も。

さらに腕の使い方やフットワークの指導では。

【石川佳純さん】「今すごく良いけれど、当たった後にちょっと流れている。最後、少し止められる。」

すると、アドバイス一つで、急成長を見せる子も現れました。

【インタビュー】「本当に分かりやすくて凄かったし、こんな一瞬で上手くなるとは思わなかった。」

【望月雅人アナウンサー】「実技指導に入って石川さん、真剣な表情で子どもたちのショットを見つめています。その表情は世界大会の時のよう。」

60人全員のプレーを熱心に観察しては、およそ2時間にわたって丁寧にアドバイスを送り続けていました。

実技指導を終えると、パリオリンピックを現地で取材した石川さんに金メダリストの共通点について質問が投げかけられました。

【石川佳純さん】「自分に打ち勝った人かな。
自分の色んな弱い部分だったり難しいことだったり諦めないことだったりそういう自分の限界に常に挑戦してレベルアップをしてきた人、その中で勝負に勝ち切った人、これが金メダリストかなと思う。」

【インタビュー】「すごくカッコ良かった。」「石川さん程の選手になれるか分からないけれど、あんなふうに上手くなりたい。」

【石川佳純さん】「みんな元気一杯で、すごく積極的にアドバイスも聞いてくれたし、みんなすごく上手で充実した時間になった。今日参加してくれたみんなも目標に向かって頑張ることやスポーツの楽しさを感じながら毎日を過ごしてほしい。」