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ボランティア不足が課題 酒田市の高校生が土砂撤去

この大雨で多くの住宅が被害を受けた酒田市では、復旧作業が長期化しています。
ボランティア不足が課題となる中、市内の高校生が土砂の撤去作業にあたりました。

ボランティアには、酒田光陵高校環境技術科の1、2年生53人が参加しました。

きょう訪れたのは酒田市の常禅寺地区。

荒瀬川の水が溢れたこちらの地区では、現在も作業小屋などに大量の土砂が残っています。

【生徒】「被害が想像以上でびっくりした」「早く被災者がちゃんとした生活を送れるように頑張りたい」

中には、自宅が被災した生徒も。

【生徒】「床上浸水で家具なども全部使えなくなった。自分も助けてもらったので、他の人の助けになれればと思っている」

【被災した住民】「きょうはありがとうございます」「やっぱり若い力は違うとても助かる」

復旧作業が長期化する中、課題となっているのが人手不足です。

市の社会福祉協議会によりますと、ボランティアの応募は大雨から1カ月ほど経った頃から減少傾向に。

ピーク時は、平日でもおよそ100人が駆け付けましたが、現在は30人から40人ほどの日もあるということです。

一方で、ボランティアを必要とする場所は、対応中のものも含めて100件以上残っています。

【酒田市社会福祉協議会 菊池裕基事務局長】「土砂災害の被害が非常に大きくなっているので、一軒一軒のボランティアの必要な数が多くなっている。継続的にボランティアに入ってもらいたい」

酒田光陵高校では、来月(10月)にかけて活動を継続する予定です。