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「コメ不足」影響はいつまで続くのか

「令和の米騒動」とも呼ばれている全国的なコメ不足。
この影響はいつまで続くのか、今後の見通しについて販売の現場を取材しました。

寒河江市にあるスーパー「フードセンターたかき元町店」です。

【菅原智郁リポート】「こちらのコメコーナー、普段だと4段すべてがコメの販売ですが、きょうはこの一段のみ。入荷は20袋ほどとなっています」

このスーパーでは、8月中旬からコメの品薄状態が続いています。

きょう入荷したのは5キロ入り23袋のみ。

買い物客は開店と同時に次々と足をとめ、コメを買っていきました。

【インタビュー】「きのうも来たけれどなくて、きょうは入荷したかなと思って来てみた。心配。今後(状況が)良くなると言うがいつ良くなるのかと思って」「本来なら30キロで玄米を買っている。なんとか(少ない量でも買って)生活している」

コメ不足の要因としては、去年の猛暑や大雨の影響で不作になったことや、インバウンドの需要が高まり和食が増えたことなどが考えられるということです。

【たかき 沖田智 取締役】「発注したからといって入荷するとは限らないので、本当に入荷がいつになるかわからない状況」

店では、価格は据え置きで販売していますが、「1家族1袋まで」と購入を制限。

開店から1時間後。あっという間に半数以上が売れてしまいました。

【たかき 沖田智 取締役】「一日で棚からなくなるということが毎日発生している。(コメ不足は)我々スーパーにとっても厳しいものがある」

県産の新米は、9月中旬から入荷する予定ですが、店では「すぐに安定した状況にはならない」と見ています。

【たかき 沖田智 取締役】「(新米は)徐々に入ってくると思うので、本当に安定するのは10月からだと感じている。必要な分だけ買っていただいておいしい新米ができたらそれをたくさん食べていただきたい」