寒河江市に日本最大級の壁を設置したクライミング施設が誕生しました。大きな特徴は壁だけではありません。

屋内にそびえ立つ最高17メートルの壁。

種目や大きさの異なる6つのエリアが設置されていて、高さ、規模ともに国内最大級だということです。

グランドオープンを祝うセレモニーでは、目に障がいのあるパラクライマーの小林幸一郎さんが、デモンストレーションで15メートルのクライミングを披露。

スタッフから伝えられる情報だけを頼りに難なく登りきると、会場は拍手に包まれました。

幅広いレベルに対応したコースがあるということで。

【望月雅人リポート】「私は今、壁を登っています。日本一のクライミング施設ということもあってあたり一面、壁です。かなり高いですが、ゴールはいつになるんですかね。」

このジムはスタッフの就労支援を兼ねた施設でもあります。

私の挑戦を補助してくれたのは、訓練を受けながら働いている庄司大和さん。

クライミング施設を兼ねた就労支援事業所は県内初だということです。

【ノバリアクライミングジム　庄司大和さん】
「緊張の部分もあるし楽しみもある。お客さんがリラックス出来るように接し方などを気を付けながらも仲良くお話をさせてもらえたら良い。」

【ノバリアクライミングジム　畑原庸佑　店長】「自分は努力をすれば何でも出来るんだと。それをもとに自立して生活をしていけるそのような自信をこの施設で働いて訓練をして身に着けていってほしい。」

このクライミングジムでは今後、大会なども開催していく予定です。

【ノバリアクライミングジム　畑原庸佑　店長】「トレーニングやレジャーで楽しんでもらうこともあると思うけれど、ここ山形から世界を代表する選手を輩出することが出来ればと思っている。」