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「もう一杯けろ」 中学生が稲刈りに挑戦 大江町
大江町で中学生が稲刈りに挑戦しました。
大江中学校では、生徒に食べ物や農業に関心を持ってもらおうと、2018年からコメ作りの体験学習を行っています。
きょうは1年生53人が自分たちで田植えをした稲をカマで刈り取りました。
稲刈りを行った品種は「山形95号」で、学校の卒業生により「もう一杯けろ」という愛称が付けられています。
生徒たちは、慣れないカマの使い方に苦戦しながらも、農協の青年部のおよそ10人から指導を受け、一つ一つ丁寧に収穫していきました。
【インタビュー】「僕たちが毎日食べている米をこんな大変に作っていると思って、すごいなと思った。」「盛られたごはんを残してしまうときがあるんですけど、こういう体験をしてみて、一粒一粒農家さんが愛情込めて作ってくれるものだから、大切にしたいと思った。」
地元の農協の担当者によりますと、この地域では今年、7月の豪雨で稲が倒れる被害が出たものの、生育は良好で、品質は「平年並み」かそれ以上の出来だといいます。
また、春先以降、気温が高い日が続いたため収穫の時期は例年より4日ほど早いということです。
【JAさがえ西村山青年部大江支部 橋本光弘委員長】「子どもたちにお米作りの大事さ、あと自分たちが手塩にかけて作ったお米がおいしいということを実感していただきたい。」
刈り取った稲は脱穀などをしたあと、11月には給食で味わうということです。