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鶴岡の地滑り現場での復旧工事の様子を公開

県は、おととし鶴岡市で発生した地滑り現場で進められている復旧工事の様子を公開しました。

おととし12月31日に鶴岡市西目で発生した地滑りでは、住宅など合わせて31軒が巻き込まれ、高齢の夫婦が犠牲になりました。

総事業費15億円をかけた県の復旧工事は、斜面が崩壊したブロックと住宅側のブロックに分け進められています。

住宅側では、これまでに土砂およそ1万6000立方メートルが取り除かれ、「のり面」部分が格子状のコンクリートで補強されました。

現在は、盛り土の設置などが行われていて、10月末までに完了する予定です。

いっぽう斜面が崩壊したブロックには、依然として2000立方メートルの土砂が残っており、2025年3月末までの撤去を目指しています。

【県庄内総合支庁 鷹濱潤河川砂防課長】「ICT施工で工期の短縮を図り工事を進めている。一日も早く工事が完成するように頑張っていきたい」

また地滑りの「観測機器」は、今後3年間、「警報装置」は10月末まで設置を続けるとしています。