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酒田市殺人未遂事件、被告の男 殺意を否認
去年、酒田市の会社事務所で元同僚の男性をナイフで突き刺し、殺害しようとした罪などに問われている男の裁判員裁判が始まり男は殺意を否認しました。
起訴状などによりますと住所不定、無職の寒河江義夫被告(65)は、去年11月、酒田市の会社事務所内でこの会社に勤める男性の腹部をナイフで突き刺し殺害しようとした殺人未遂の罪などに問われています。
初公判で寒河江被告はサバイバルナイフで刺してけがを負わせたことは認めましたが、殺意については「わかりません」と否認しました。
検察によりますと寒河江被告は「被害者よりも仕事量が多く、その内容も被害者の方が楽だ」と事件前から不満を持っていたということです。
検察側は事件当日、寒河江被告が腹部くらいの高さにナイフを持ち、被害者に刺さることをわかっていながらナイフを突き出したとして殺意があったと指摘。
一方、弁護側は「もみ合いになり、誤って刺さった可能性がある」などとして殺人未遂罪は成立しないとしています。
次回はあす、証人尋問が行われます。