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能登半島地震からの復興後押し 漆箸プロジェクト

能登半島地震からの復興を後押しします。
山形市にある東北芸術工科大学では、被害を受けた漆職人らを支援するプロジェクトが始まりました。

「のとのかけはし」と題したこのプロジェクト。

漆器の産地として知られる石川県輪島市の職人らを支援しようと、学生が作った漆箸を返礼品として寄付金を募るもので、今回が第2弾です。

【菅原智郁アナウンサー】「学生が行っているのは「研ぎ出し」という作業です。何層にも漆が塗られたこちらの無地の箸にやすりをかけると。このように模様が出てくるんです。」

2月から3月に行った第1弾では、200膳の箸をつくり、およそ70万円の支援金が集まりました。

あすは箸の表面を磨いた後、梱包する作業を予定していて、150膳の完成を目指します。

【美術科工芸コース漆芸専攻3年 加藤雅也さん】「漆が好きなので、少しでも力になれたらと思った」

【工芸デザイン学科漆芸専攻2年 吉谷地珠希さん】「一点ものみたいな感じで手作業で作ったあたたかさがあっていいと思う」

【東北芸術工科大学工芸デザイン学科 松本由衣 講師】「輪島でやっていきたいという思いの強い人たち(漆芸従事者)が力を合わせて再度立ち上げるという感じで頑張っているので、少しでも皆さんの目を向けてほしいし、何かできることがあればと思って活動を続けている」

学生が作った漆箸は9月14日からウェブサイトのほか大学の売店や東京・石川のギャラリーで販売されます。