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9月の食品値上げ、5カ月ぶりに1000品目超える

9月の食品の値上げが5カ月ぶりに1000品目を超えました。
10月にはさらに大規模な値上げが予想されていて、値上げラッシュの秋となりそうです。

民間の調査会社「帝国データバンク」によりますと、9月の食品の値上げは1392品目と、2024年4月以来5カ月ぶりに1000品目を超えました。

値上げ率は平均で「16%」です。

こうした状況に、山形市にあるこちらのスーパーでは先々に値上げを控える商品の流通業者との交渉などを含め、対応に追われています。

【フードセンターたかき 南原店 大津保敬 店長】「天候の影響などでコーヒーやココア類が15%から20%上がると聞いている。チョコレート菓子なども15から20%上がるということで、値段を上げざるを得ない状況だ」

冷凍などの加工品も軒並み値上がりする中、一方でこんな商品も対象になっています。

【坂本記者】「残暑厳しい今食べたくなるのがアイス。今月は1年ぶりの一斉値上げで、財布にも厳しい秋となりそう」

こちらのスーパーでは、アイス商品の値上げ率は最大で20%ほどになる見込みで、この時期、売り上げが期待できる商品だけに、お店にとっても厳しい値上げとなりました。

店内およそ100点の食品が値上げとなる見込みの中、さらに追い打ちをかけるのが食品トレイなど「包材」の値上げ。

最大で30%ほど値上りしていて、その対応にも頭を悩ませています。

【フードセンターたかき 南原店 大津保敬 店長】「包材の値上げに伴ってお客様に一番見えない部分なので、(生鮮食品などの)価格に転嫁せざるを得ない状況が出てくるので、そういう部分が苦労すると思う」

値上げが続く中、客離れをどう防ぐか。

店は企業努力で客の信頼を掴みたいとしています。

【フードセンターたかき 南原店 大津保敬 店長】「アプリでお買い得な案内を出したりクーポンなども発行している。企画などを進めて、なるべくお客様に喜んでいただけることを考えながら進めていきたい」

帝国データバンクでは、10月の値上げは、9月を大幅に上回る実に3000品目ほどと見ていて、秋の値上げラッシュはまだ続きそうです。