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大雨でナメコや機械が水没 廃棄作業に追われ1ヶ月

 7月の記録的大雨で山形県鮭川村のナメコ生産所は多くのナメコや機械が水没する被害に遭いました。
大雨から1か月が経ち少しずつ復旧が進んでいます。

 鮭川村中渡の熊谷ナメコ生産所では7月の大雨で近くを流れる曲川の水があふれ工場が浸水しました。

 多くのナメコが泥につかるだけでなく、栽培に欠かせない空調設備が水没により故障する事態となっていました。
 あれから1ケ月。

 熊谷さんは出荷できなくなったナメコの廃棄作業に追われてきました。

【熊谷ナメコ生産所 熊谷佳之代表】
「本来は(ナメコを)収穫したり仕込んだりするのが通常の仕事だがそういうものはなく、カビになった瓶を搬出してかき出すことが今のところの仕事。」
「こんな感じで廃棄処分になるナメコ」

 廃棄したナメコは年間で出荷する量の4分の1にあたるおよそ15万本、機械もあわせた被害額は3000万円近くだということです。

 一方で空調設備は想定よりも早く修理することができ、現在は8割ほどが復旧しました。

【熊谷佳之代表】
「部品交換でなんとかいけるかもしれませんという話を聞いたときに少し肩の荷が降りたというかやれるかもしれないと気持ちを切り替えた。」

 またこの期間で新たな芽が出たナメコもあり熊谷さんは11月以降の出荷を目指し、前向きに生産を続けています。

【熊谷佳之代表】
「クーラーも効かない中でよく生きていてくれた。嬉しかった。よく生きていたなお前。」
少しでも芽がでてくれればうれしい。