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「幻の果実」コクワの収穫始まる 飯豊町

飯豊町で流通量が少ないことから「幻の果実」とも呼ばれているコクワの収穫が始まりました。

コクワはキウイフルーツの仲間の果物で、別名「サルナシ」とも呼ばれています。

実の直径はおよそ3センチで、瑞々しさとさわやかな甘酸っぱさが特徴です。

日持ちがしないことや生産量が少ないことなどから「幻の果実」とも呼ばれています。

飯豊町では30年ほど前から地元の農家が山林に自生していたものを厳選し、畑に植え付け、特産品として栽培しています。

山間の傾斜地にある八嶋剛寛さんの畑では、3日前から今シーズンの収穫が始まりました。

今年は雨が適度に降ったため暑さの影響がやわらぎ、実は大きく、甘味もあるということです。

【コクワ生産者 八嶋剛寛さん】「小さな実だがビタミンCやポリフェノールがたっぷり入っていて栄養価が高い。さらに熟したら本当に甘くて味はキウイ、香りはマスカット。このコクワで元気を届けたい」

収穫したコクワの実は、ワインやジャム、紅茶などに加工されるほか生食用としても町内の道の駅などで販売されます。