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蔵王山の噴火を想定した訓練
きょう8月26日は、今年から火山防災の日となりました。
それに合わせ、上山市で蔵王山の噴火を想定した訓練が行われました。
「蔵王山において噴火特別警報が発令されました。ゲレンデ内にいる人は職員の人の指示にしたがって速やかに避難してください。」
去年、活動火山対策の法律が一部改正されたことを受け、国がおよそ110年前に火山観測所で監視や調査などを始めた8月26日を「火山防災の日」として制定しました。
きょうは蔵王山の御釜からおよそ3.5キロの場所にゲレンデがある「蔵王ライザワールド」で、上山市の職員や観光関係者も参加し県警初となる火山の防災訓練を実施。
御釜付近で水蒸気噴火が発生し噴火警戒レベルの中で段階が最も高く、避難が必要なレベル5となった想定で行われました。
訓練では登山者を近くの建物に一時避難させたほか、負傷者を県警ヘリで救助したり担架を使って搬送したりしました。
【蔵王坊平観光協議会 栗原一浩 会長】「危機が迫っている想定で行ったので緊張感が漂っていた。お客様の安全、安心のためにも今回このような機会を与えていただいて有意義なことだと思っている。」
その後、参加者は指定の避難所へバスで移動し、火山活動についての講義を受けました。
【県警本部警備部警備第2課 長澤友二 調査官】「県民の安全安心、それに対応する警察官の安全、双方に意識しながら訓練を積み重ねて対処能力向上に向けて努力していきたい。」
