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「水に浸かったナシは扱わない」大雨で収量が大幅減
大雨の影響で山形県酒田市の秋の味覚刈屋ナシの収量は大幅に減る見込みです。
収穫を前に、出荷基準を統一するための目ぞろえ会が開かれました。
目ぞろえ会では生産者らが主力品種「幸水」を例に色づきや形などで分類する基準について確認しました。
酒田市を代表する秋の味覚、刈屋梨は先月の大雨で近くを流れる川が氾濫したことで組合の園地のおよそ3割にあたる9.4ヘクタールの畑が浸水など大きな被害を受けました。
【庄内みどり農業協同組合 佐藤尚人刈屋梨出荷組合長】
「水に浸かったナシは今回取り扱わないことになった。一生懸命つくってきて出荷できないには本当につらいが安心して皆さんから買っていただくために今回、決めました」
幸水、豊水合わせて2023年は150トンの出荷がありましたが今年は104.5トンほどになる見込みとなっています。それでも実は大玉傾向で食味もおいしいナシができているそうです。
【庄内みどり農業協同組合佐藤尚人刈屋梨出荷組合長】
「いつも通りおいしいナシに出来上がっている。出荷組合のナシを安心して購入いただければ我々もうれしい」
刈屋梨の収穫は8月21日から本格化します。