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岸田総理、自民党総裁選不出馬を表明 県内の反応

全国ニュースでもお伝えしていますが、岸田総理が自民党総裁選に立候補しない意向を明らかにしました。逆風が吹きやまない中での退陣表明について、県民や県内各政党組織の受け止めを取材しました。

きょう昼前、岸田総理が突如総裁選に立候補しないことを明らかにしました。
【岸田総理】「自民党が変わることを示すもっとも分かりやすい最初の一歩は私が身を引くこと。」

これにより、次の自民党総裁選で新しい総裁が誕生。岸田総理は退任することになります。突然の表明に山形市内では号外が配られました。

「しょうがないだろうね。選挙の関係だと思うけど。」
「(岸田総理は)いろんな対応していた気がしますけど成果が出なかった。もうちょっと若い人がリーダーシップをとった方が良いと思う。」
「なんとか賃金があがる方向で進んでいくと良い。」
「どうせ変わんないのかな。期待半分、継続半分かな。」

岸田総理と当選同期で親交も深い自民党県連の遠藤利明会長は不出馬について「たいへん残念」と述べた一方で、「潔い引き際」と評価しました。
【自民党県連遠藤利明会長】「これだけ国民の不信を招いているその責任は長たる自分がという思いを強く持っていたので出馬しないと聞いたときに正直やっぱりかと思った」
そのうえで、新しい総裁のもと、党の信頼回復を目指すとしました。
【遠藤会長】「自民党のイメージを変える存在。政策的には今の政策を継続して良い そうしたことができる人になっていただきたい。多くの皆さんが出てしっかり議論してそのうえで新しい総裁が誕生するそのうえで一致団結して支えてく形になれば」

ここからは県内の各与野党組織の反応です。

【国民民主党県連 舟山康江会長】「国民が求めているのは自民党が変わることではなくて、日本の政治をどうするか日本政治をどう前に進めるか。真に政治を変えるためには我々も大きく強くなって政権を受け止められるような力をつけていきたい」
続いて公明党県本部の菊池文昭代表は、「岸田総理は子育て支援やデフレ経済からの脱却など成果を上げてきた。一方、政治資金パーティーに端を発し国民の信頼を失ったことは誠に遺憾。政治の信頼回復と政治改革は待ったなしで、これからがスタートである」とコメントしています。
立憲民主党県連の石黒覚代表です。「安倍、菅総理に続いて3人目の〝放り出し退陣〟とは無責任極まる。裏金問題はいまだ国民が納得する解決には至っていない。安全・安心な生活が出来る国へと進めるために政権交代の旗を高く掲げるとき」。

共産党県委員会の本間和也委員長は、「国民が変わってほしいと考えているのは裏金問題に見られる金権腐敗政治。表の看板を変えても何も変わらない。解散・総選挙を求め自民党政治を変えるための国民運動に全力をあげる」とコメントしています。
最後に吉村知事です。「豪雨災害に対しては被災地の復旧・復興への支援を進めていただいており、大変、残念。国民生活に影響が出ないようしっかりと取り組んでいただきたい」などとコメントしています。