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戸沢村・長林寺 復旧作業経て盆の入り
先月25日からの記録的な大雨によりおよそ300軒で浸水被害があった戸沢村では、お寺や墓地も大きな被害を受けました。
懸命の復旧作業が行われきょうの盆の入りを迎えました。
戸沢村蔵岡地区の「長林寺」には、多くの人が訪れ、先祖の霊に語りかけていました。
およそ70世帯全ての住宅で浸水被害のあった蔵岡地区。
長林寺も建物と墓地が浸水被害を受けました。
【長林寺・斉藤仙邦住職】「最初の時に一番思ったのは、なんだろうな・・・絶望に近いもの、どうしていいか分からないと感じた。」
住職が寺の状況を確認したのは大雨から数日後の先月27日の朝。
本堂内は床上2メートル近くまで水が上がり、位牌堂には泥水が押し寄せました。
およそ80基あるお墓も泥に飲み込まれ、その段階では、水が引き、足元30センチほど泥が溜まったひどい状況に。
【長林寺・斉藤仙邦住職】「被災して避難所にいる方々がこれ（汚れたお墓）を見てお盆を迎えたら、どれほど落胆するかと思った。ずいぶんたくさんのボランティアに来ていただいて、どんどん泥を撤去した。
熱中症アラートが出る中で大変でした。作業する方本当に良く頑張ってくれた。」
無事、きょう盆の入りを迎えられたことは、奇跡だと住職は話します。
【長林寺・斉藤仙邦住職】「ここまできれいにしていただいてますから、檀家さんもこれを見て少し安心されたと私は考えている。」
