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鮭川村の庭月観音 お盆前に懸命な復旧作業
7月の記録的な大雨。
「灯ろう流し」で知られる鮭川村の庭月観音も浸水被害を受けました。
鮭川村にある「庭月観音」は、最上三十三観音の一つで、600年以上の歴史を誇ります。
7月25日の大雨では、寺の横にある小川が氾濫し、人の腰ほどの高さまで泥水が入ってきたということです。
7月27日ごろからはボランティアなども加わり、復旧作業を進めています。
寺の住職、庭崎賢恵さんです。
大雨当日、庭崎さんたちは、消防のゴムボートで無事に避難しましたが、お経や絵馬などの文化財が泥水に浸かりました。
中には、江戸時代から大切に保管されていたものも。
【庭崎賢恵さん】「これが一番希少じゃないかな。綺麗なもんだった。直したいと思っていたら、逆に被災してしまった。」
一方、「灯ろう」の被害は最小限に留めることができました。
【庭崎賢恵さん】「これだけはほっとした。万灯供養をやりなさいと。これ残ってなかったら、できなかった。」
毎年8月18日に行う伝統行事「灯ろう流し」は、鮭川の状況から見送りを決定。
代わりに、境内に灯ろうを並べる形での開催を目指しています。
【庭崎賢恵さん】「たくさんの方が、水害直後に駆け付けていただいて、大きな仕事をしていただいた。短期間ですが、なんとか18日までに間に合わせてやっていきたい。」