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自治体職員の「名札」は「名字のみ」へ

自治体の職員が業務中身につけている「名札」に関する問題です。
これまではフルネームで表記されていましたが、現在は全国的に「名字のみ」に変更する動きが出ています。
なぜ名字のみにするのかその背景を取材しました。

訪れたのは上山市役所。職員が身につけている名札を見ると。書かれているのは名字だけです。

【上山市役所 庶務課 尾形俊幸課長】「これまで使っていたものは所属と職名・フルネームで名字のみふりがなだったが今回は職名と名字のみ」

客からの著しい暴言や迷惑行為を指すカスタマーハラスメントいわゆる「カスハラ」が全国的に問題となる中、上山市では、職員のプライバシーを保護するため名字のみの名札に切り替えることにしました。

【上山市役所 庶務課 尾形俊幸課長】「(名札を)SNSにあげられて誹謗中傷とか個人を特定されることが全国的に増えているという話を聞いた。そういうものを予防する観点で今回名字のみの対応をすることにした」

6月から名札を名字のみに順次変更していて、7月1日にはすべての部署で名字のみの表記にするということです。

【職員】「ちょっと(市民との)距離が生まれちゃうかなと思ったが、市民とのコミュニケーションもだいたい氏名を使うときは名字なので個人情報とか流出しやすい世の中なので、名字だけの方が安心出来ると思う」

【上山市役所 尾形俊幸 課長】「フルネームよりは名字くらいの方が若手の職員も安心して働けるのかなと思っている」

山形テレビが県内35市町村に名札の表記について調査を行ったところ、上山市のほか高畠町・三川町ですでに名字のみの表記が始まっていました。

現在はフルネーム表記でも名字のみへの変更を検討している自治体もいくつかありました。

また、県庁では今のところフルネーム表記で、「名札によって職員に危害・不利益がおよぶおそれがある場合は着用しないなど、柔軟に対応する」としています。