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混迷の山形県議会 自民と対決姿勢鮮明に

 フルーツの情報発信拠点「フルーツ・ステーション」をめぐり混迷を極めた県議会2月定例会が閉会しました。
 吉村知事の任期満了まで1年を切る中、自民党との対決姿勢が鮮明になっています。

 2月定例会最終日の3月19日吉村知事は予算可決への感謝を伝えるため、各会派へのあいさつ回りを行いました。

 県のフルーツ構想をめぐっては、2年前最大会派・自民党の反発により、県が初めて当初予算案を撤回。
 今回の議会でも常任委員会としては初めて予算案が否決され、県が予算を再び撤回するという異例の事態が続いています。

 地方政治に詳しい東北大学の河村和徳准教授は、次の知事選挙を見据えた自民党の狙いについて指摘します。

【東北大学 河村和徳准教授】
「業績としてアピールしたい現職とそれに対して待ったをかけたい県政野党の立場というように見えてしまう。色々な形で提案をして政策の合意形成をすることも出来たんだけれども対決を選択したと言えるだろうと」

 一方、自民党の動きが知事選を見据えたものだとすれば、対応が不十分だったのではないかと指摘します。

【河村准教授】
「我々の反対は正当なんだという情報を発信してかつ県政はこういう課題があるよということをガンガン出していただければ対立図式としてもはっきりするだろうし知事・執行部に折れられてしまったが故にアピールがなかなか出来なかったという印象を与えてしまう」

 こうした中、自民党県連は3月18日農業の課題解決に向けて県連内に戦略本部を設置しました。

 また知事を支援する県政クラブもきょう農林水産に関する戦略会議を立ち上げるなど、各会派が農業課題に向け動き出しています。
 波乱の中で閉会した2月定例会。
 知事選を見据えた動きも垣間見える中、農業の課題解決にそれぞれがどう動くのか注目が集まります。