YTS NEWS

News

サクランボの凍霜害防止キャラバン 暖冬でリスク

 暖冬により霜被害のリスクが高まっています。県内全域でサクランボなどの凍霜害防止を呼び掛けるキャラバンが始まりました。

 上山市で行われた出発式には県やJAの関係者およそ40人が参加しました。

「(凍霜害対策を)農家の仲間に広く伝えることを誓い決意表明とする」

 県によりますと2024年は2月中旬までの気温が特に高かったことから、サクランボの生育も平年より早まっていて、凍霜害の危険性が高くなっています。
 上山市の枝松博さんの園地では気温が2度以下になると作動する防霜ファンを設置。地表のヒーターで温めた空気を、およそ7メートルの高さに設置したファンで循環させています。
 また、県が運用する「低温アラートシステム」を利用し気温の推移なども確認しています。

【サクランボ農家 枝松博さん】
「ファーモ(観測装置)が付いたことで、家の中で温度が分かるということが助かっている」

 須田和弘さんの園地では、「散水氷結法」と呼ばれる対策をとっています。スプリンクラーの水が花芽に付いて凍ることで中の温度を0度前後に保ち被害のリスクを軽減できます。

【サクランボ農家 須田和弘さん】
「霜に負けないでおいしいものを皆さんに届けたいと思うので期待してほしい」

 県内では2021年に大規模な霜被害が発生し、サクランボを中心に果樹全体でおよそ129億円の被害額となりました。

【県産業経済部 今田孝弘次長】
「令和3年の凍霜害を受けて県では凍霜害防止対策マニュアルを作成した。低温アラートなどもあるので、しっかり活用して花芽を守ってもらいたい」

 県ではこのほか、芽かきを行う際は普段より芽を1つ以上多く残すなど、対策を呼びかけています。