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現役消防士が小学校で火災予防の大切さを伝える

消防士と言いますと火事の際の消火というイメージがあると思います。
もちろんそれが本業ですが山形県内の現役消防士が火事を未然に防ぐ火災予防の普及活動を行っています。
その男性に思いを聞いてきました。県内の現役消防士、渡邉航生さんです。

2月26日は東根市の大森小学校を訪れ、5年生に火災予防の大切さを伝える出前授業を行いました。

「火災予防をみんなに伝えることでだったら、今僕一人でここにいる100人を救える。そう思ってこの活動をしている」

渡邉さんはこれまでの15年の消防士人生で多くの火災現場に立ち合い、何度も悔しい思いをしたといいます。
【火災予防のONE LOVE代表理事 渡邉航生さん】
「私も現場に行く消防職員だが、遺族の方の声を聞いたり家が無くなってしまった人の声を聞いたのが、今思えば最初のきっかけだったと思う」

実際に火災が起きてからでは間に合わないことが多すぎる。消防士だけの努力では助かる命を増やせない。
そうした思いから火災予防の大切さを伝えようと渡邉さんは北海道から南は熊本まで全国の消防関係者に声をかけ、およそ30人で2023年9月一般社団法人「火災予防のONE LOVE」を設立。

これまで全国各地で出前授業やイベントなどを行い、子どもたちや親子連れに火災予防の重要性を伝えてきた渡邉さん。
きょうも多くの児童が火災から命を守る術を学びました。

「転がって火を消す。じゃあみんなやってみて、その場で。火が付いたとして。どこに火が付いたか想像してね」

火災予防に大切なのは「誰かのために」という気持ちだと言います。

【火災予防のONE LOVE代表理事 渡邉航生さん】
「私自身、愛する子どもがいて、それを守りたいという気持ちは私だけでなく、日本中の親はすごく大きいと思う。子どもたちの幼少期に交通安全教室のような形で必ず火災予防を習うような仕組みを構築したいというのが目的。日本中に」

3月2日には千葉県でイベントを行うなど、渡邉さんの活動は広がりを見せています。