YTS NEWS

News

元日の地震 山形県内に津波警報 避難時の課題とは

この地震により山形県内沿岸部に津波警報が出されました。今回の地震を振り返り今後に向けての課題を考えます。

 元日の午後4時10分ごろに発生した今回の地震。
 石川県で最大震度7を観測したほか、県内では、鶴岡市や酒田市など13の市町村で震度4を観測しました。

【山形地方気象台】
「現在、津波警報が発表されています。津波による被害の恐れがあります。沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難して下さい。」

【吉村知事】
「緊密に連携して、県警察や消防本部など防災関係機関と一体となって災害応急対策に全力で取り組んで下さい。」

 県内沿岸部に津波に関する警報が出されたのは1993年の「北海道南西沖地震」の際に北海道と東北の日本海沿岸部に大津波警報が出て以来31年ぶりでした。
 鶴岡市、酒田市、遊佐町の沿岸部分の住民、約3万7000人に避難指示が出され、最大およそ5000人が避難所に身を寄せ、不安な夜を過ごしました。

「(震源が)石川県の方だということで影響は少ないと思っていたけどすごく大きい地震ということでびっくりした。」
「だいぶ揺れたので長かったしすごく怖かった(津波の予想が)1メートルだったのが3メートルになってきたのでいよいよやばいかなと思った」
 
 今回観測された津波は、最大で酒田市で80cm、酒田市飛島では、観測史上最大の40cmの津波を観測しました。
 この津波警報は2日未明まで続き、午前1時15分に津波注意報に切り替えられました。

【第2回本部員会議】
「午前10時に津波注意報が解除になったという情報がただいま入っている。」

 避難場所の酒田市の日和山公園では課題も・・・

「避難指示が出た酒田市ですが、酒田港近くに住む住民の中には少しでも高い所に逃げようと、この日和山公園を目指して避難してきた人も多くいるということです。」
「渋滞してる車を見た時にこれは大変だという気持ちがますますこみ上げてきた。」

 渋滞の発生や、駐車エリア外に車を停めてしまうなど災害時における自動車の利用についてリスクなどを考える必要がありそうです。
 酒田市では、山居倉庫の近くを流れる新井田川で、釣り船一隻の転覆が確認されましたが、県によると今回の地震や津波による建物や人への被害、ライフラインへの影響もありませんでした。

 1月5日、避難指示が出た酒田市の矢口明子市長は会見で被害に遭った人々への追悼の言葉を述べたほか、市民の避難状況について言及しました。

【酒田市長】
「全般的には、首尾よく酒田市内の避難はできていた。一斉の防災訓練などを積み重ねていますが、とにかく逃げるを徹底されていたようで、多くの方が避難の呼び掛けに応じて避難をするという訓練の成果が出た。」

 そして甚大な被害が出ている石川県を支援する動きが活発になっています。
 国土交通省の緊急災害対策派遣隊=「テックフォース」として酒田河川国道事務所の職員4人が石川県内の道路の被災状況を調査するため、1月12日まで派遣されます。
 また東根市の「陸上自衛隊第6師団」は、被災者の入浴を支援するため、新潟に向かい状況を確認次第、現地入りするということです。